契約社員・派遣社員でも、申し込める住宅ローンはあります。一方で、対象外としている金融機関もあり、条件は金融機関ごとに大きく異なります。申込先選びが重要です。
01 雇用形態を審査項目にする金融機関は約7割
国土交通省の調査(令和7年度、回答994機関)では、70.6%の機関が雇用形態を審査項目にしています。具体的な内容(複数回答)では、「派遣社員は対象外」が368機関、「契約社員は対象外」が312機関でした。出典
裏を返せば、雇用形態を理由に対象外としていない機関もあるということです。最初の申込先で断られても、それだけで諦める必要はありません。
02 申込条件の例
| 申込先 | 公開されている条件 |
|---|---|
| auじぶん銀行 | 派遣社員・契約社員も、安定的かつ継続的な収入の見込みがあれば申込可能。年収200万円以上 |
| りそな銀行 | 原則、給与所得者(契約社員を含む)は勤続1年以上 |
| フラット35 | 職業・勤続年数などによる申込要件は設けていない |
出典:auじぶん銀行・りそな銀行・フラット35パッケージ。条件は変わることがあるため、申込み時に最新の内容を確認してください。
03 雇用形態以外にも見られる項目
同じ調査では、ほとんどの機関が雇用形態以外の項目も確認しています。
| 審査項目 | 割合 |
|---|---|
| 完済時年齢 | 98.4% |
| 健康状態 | 96.1% |
| 年収 | 94.2% |
| 勤続年数 | 93.9% |
| 返済負担率 | 90.9% |
| 雇用形態 | 70.6% |
出典:国土交通省。雇用形態だけでなく、年収・勤続年数・返済負担率も含めて全体で判断されます。フラット35の返済負担率の基準は、年収400万円未満で30%以下、400万円以上で35%以下です。出典
04 申し込む前の準備
- 申込先が契約社員・派遣社員を受け付けているか、年収や勤続年数の条件とあわせて確認する。
- 雇用契約の期間や更新の状況について、どんな書類を求められるか申込先に確認する。
- 年収と他の借入れから返済負担率を計算し、無理のない借入額を決める。
- 単独の収入で足りない場合は、家族との収入合算も選択肢として検討する。合算する家族がパート・アルバイトの場合の条件は機関ごとに違い、パート・アルバイトの収入を合算できる機関の条件で7機関の記載を確認できます。
勤続年数の基準は転職直後の住宅ローン、家族の収入を合わせる方法はペアローン・収入合算の違いで詳しく紹介しています。フラット35では雇用形態が変わった場合も転職扱いになります。範囲はフラット35で転職扱いになる場合と年収の計算方法で確認できます。
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