親子リレー返済は、申込者とその後継者(子など)の2世代で住宅ローンを返していく仕組みです。フラット35では、申込者の年齢にかかわらず、後継者の年齢をもとに借入期間を選べます。出典
01 借入期間は「後継者の年齢」で計算する
フラット35の借入期間は、原則として「80歳−申込時の年齢(1年未満切上げ)」と35年のいずれか短い方です。出典 親子リレー返済を使うと、この計算に後継者の年齢を使います。フラット35の案内では、申込者60歳3か月・後継者30歳3か月の場合、最長35年と例示されています。出典
| 借り方 | 最長の借入期間 | 3,000万円を借りた場合の毎月返済額(試算) |
|---|---|---|
| 申込者が単独で借りる | 25年(80歳−55歳) | 約12.0万円 |
| 親子リレー返済(後継者28歳) | 35年 | 約9.2万円 |
試算の前提:元利均等返済、金利は年1.5%で全期間一定と仮定(特定の金融機関の適用金利ではありません)。千円未満は四捨五入。年齢は満年齢ちょうどとして計算。
02 後継者になれる人の条件
フラット35で後継者になれるのは、次のすべてに当てはまる1人です。出典
- 申込者の子・孫など、またはその配偶者で、定期的な収入がある。
- 申込時の年齢が満70歳未満。
- 連帯債務者になる。
連帯債務者になれるのは1人のみのため、親子リレー返済の後継者以外は連帯債務者になれません。また、一定の要件に当てはまる後継者がいれば、申込者が満70歳以上でも申し込めます。出典
03 収入合算と組み合わせる場合
後継者の収入を合算して借入額を増やすこともできます。フラット35の収入合算は1人まで、同居などの条件があり、親子リレー返済を利用する場合は後継者の年齢をもとに借入期間を計算します。出典 収入合算の仕組みはペアローン・収入合算の違いで紹介しています。
04 使う前に確認したい注意点
- 後継者も返済義務を負う:後継者は連帯債務者として、はじめから返済義務を負います。
- 後継者の将来設計に影響する:後継者自身が将来住宅ローンを組むときに、この借入れが返済負担として考慮される可能性があります。
- 団信の対象を確認する:フラット35の「デュエット(ペア連生団信)」は連帯債務の夫婦が対象です。親子で組む場合に誰が団信に入るかは、申込み時に確認してください。出典
親子で話し合う際は、誰がいつまで、毎月いくら返すのかを具体的な数字で共有しておくと安心です。毎月の返済額は返済シミュレーションで確認できます。年齢と借入期間の関係は40代からの住宅ローンでも解説しています。
あなたの状況でも通るか、無料で診断できます
無料相談・ローンシミュレーションを依頼する関連記事
住宅ローンの事前審査と本審査は何が違う?結果が変わってしまうケースと注意点
事前審査に通ったのに本審査で否決?両者の違いと、結果が変わってしまう典型的なケースを解説します。
つなぎ融資と土地先行融資の違いは?お金の流れを図で解説
土地代、着工金、完成時の残金。支払いのタイミングから、つなぎ融資と土地先行融資の違い・併用・手取り額の注意点を整理します。
ペアローン・収入合算・連帯債務の違いは?夫婦で借りる前の比較表
夫婦で住宅ローンを組む方法は、契約の本数、債務者、団信と住宅ローン控除の対象が違います。金融機関・国税庁の資料をもとに、選ぶ前に確認したい点を比較表で整理します。