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住宅ローン審査の知識

年収300万円台でも組める?住宅ローンの借入可能額を年収別に解説

監修:NIKO ESTATE 編集部
年収300万円台でも組める?住宅ローンの借入可能額を年収別に解説
年収返済負担率25%での月々返済額の目安借入可能額のめやす(年収の5〜7倍)
300万円約6.3万円1,500万〜2,100万円
350万円約7.3万円1,750万〜2,450万円
400万円約8.3万円2,000万〜2,800万円
450万円約9.4万円2,250万〜3,150万円
500万円約10.4万円2,500万〜3,500万円
550万円約11.5万円2,750万〜3,850万円
600万円約12.5万円3,000万〜4,200万円

※返済負担率25%を目安に試算した一例です。実際の借入可能額は他の借入状況や勤続年数、金融機関ごとの審査基準により異なります。正確な金額は無料相談でご確認ください。

01「年収の5〜7倍」は本当に正しい?借入可能額の考え方

住宅ローンの借入可能額を調べると、「年収の5〜7倍」という目安をよく見かけます。年収400万円なら2,000万〜2,800万円、年収500万円なら2,500万〜3,500万円といった具合です。この倍率は、多くの金融機関が公表している融資実績をもとにした、大まかな目安として広く使われています。

ただしこの倍率は、あくまで「入口の目安」であり、実際に借りられる金額を最終的に決めるものではありません。年収が同じでも、勤続年数、他の借入れの有無、金利タイプ、返済期間によって、実際に組める金額は大きく変わります。「年収◯倍だから自分はこれくらい借りられるはず」と考えて先に物件を決めてしまうと、実際の審査で希望額に届かず慌てることになりかねません。

実はこの「年収の5〜7倍」という倍率自体、金融機関ごとに独自に設定しているものです。銀行や信用金庫、フラット35など、扱う金融機関によって過去の融資実績や審査方針が異なるため、同じ年収でも「借りられる目安」として示される倍率には差が出ます。倍率という一つの物差しだけで判断せず、複数の金融機関に相談してみることをおすすめします。

そこで重要になるのが、次に説明する「返済負担率」という考え方です。金融機関が実際の審査で重視しているのは、年収の倍率よりもむしろこちらの数値です。

02「返済負担率」とは?計算方法と安全ライン

返済負担率とは、年収に対して年間のローン返済額がどれくらいの割合を占めるかを示す数値で、「年間返済額 ÷ 年収 × 100」で計算します。例えば年収400万円の方が年間100万円を返済に充てる場合、返済負担率は25%です。

多くの金融機関では、返済負担率の上限を30〜35%程度に設定していますが、これは「審査に通る上限」であって「無理なく生活できるライン」とは異なります。実際に無理のない返済を続けるためには、返済負担率を20〜25%以下に収めるのが安全ラインとされています。

さらに、この20〜25%という安全ラインも一律ではありません。お子さまの教育費がこれから本格化するご家庭や、収入に季節変動がある自営業・個人事業主の方は、20%よりさらに低めに見積もっておくと安心です。逆に共働きで収入が安定しており、当面大きな支出予定がない場合は、25%に近いラインでも無理なく返済できるケースもあります。

つまり、「審査に通るかどうか」と「実際に返済していけるかどうか」は、別の基準で考える必要があります。NIKO ESTATEでは、審査上の上限だけでなく、ご家庭の生活費や将来の支出も踏まえたうえで、無理のない借入額をご提案しています。

03【年収別】借入可能額・月々の返済額の早見表

返済負担率25%を基準に、年収帯ごとの月々の返済額の目安と、「年収の5〜7倍」の借入可能額の目安を一覧にまとめました。ご自身の年収に近い行を確認してみてください。

04早見表の数字をどう読むか

例えば年収400万円の場合、返済負担率25%で計算した月々の返済額の目安は約8.3万円です。これはあくまで一般的な計算式に基づく目安であり、実際の借入可能額は金利や返済期間、他の借入状況によって変わります。「表の数字より少し余裕を持たせたい」という場合は、返済負担率20%程度で再計算してみると、より安心できる金額の目安が見えてきます。

05返済期間・金利タイプによっても借入可能額は変わる

早見表の金額は、一定の返済期間・金利水準を前提にした試算です。同じ年収・同じ返済負担率でも、返済期間を25年など短く設定すると月々の返済額は大きくなるため、借入可能額の目安は早見表より小さくなります。逆に返済期間を長くとれば、月々の負担を抑えながらより大きな金額を借りられる可能性があります。

金利タイプも借入可能額に影響します。変動金利は固定金利より当初の金利が低く設定されていることが多く、その分だけ月々の返済額を抑えられるため、借入可能額の目安が大きく見えることがあります。ただし変動金利は将来の金利上昇によって返済額が増えるリスクがあるため、「借りられる金額」と「無理なく返し続けられる金額」は分けて考える必要があります。

特に変動金利を検討する場合は、金利が上昇した場合の返済額もあらかじめ試算しておくと安心です。「今の低い金利なら返せる」という前提だけで借入額を決めてしまうと、将来の金利変動時に返済負担率が想定より高くなってしまう可能性があります。

06年収300万円台でも住宅ローンは組める?

「年収300万円台では住宅ローンなんて組めない」と感じている方は少なくありません。しかし返済負担率の考え方に沿えば、年収300万円でも月々6万円台の返済であれば、無理のない範囲に収まるケースがあります。

実際にNIKO ESTATEでは、年収320万円・車のローンありのご夫婦が金融機関の審査に通り、手出し金0円で注文住宅を建てられた実績があります。ポイントは年収だけで判断せず、審査方針が異なる複数の金融機関を比較し、状況に合った先を選んだことでした。

また、諸費用まで融資に含める「フルローン」に対応できる金融機関を選ぶことで、頭金を用意できない場合でも手出し金を抑えられます。年収の数字だけで諦める前に、まずはどのような選択肢があるかを確認することをおすすめします。

07他の借入れがあると、借入可能額はどう変わる?

返済負担率は、住宅ローンの返済額だけでなく、車のローンやカードローンなど他の借入れの年間返済額もあわせて計算されます。そのため、他に借入れがある状態では、上の早見表の金額よりも住宅ローンに使える枠は小さくなります。

例えば年収400万円で、車のローンの返済が月2万円ある場合を考えてみます。返済負担率25%の枠(月約8.3万円)から車のローン分の月2万円を差し引くと、住宅ローンに充てられるのは月約6.3万円程度に減ります。これは早見表でいう年収300万円の目安に近い金額です。

この場合、既存の借入れを住宅ローンにまとめる「組み換え」によって、月々の返済総額を抑えられる可能性があります。他の借入れがあるからと最初から諦めず、組み換えを含めた資金計画を検討する価値があります。

08審査を有利に進めるために今からできること

借入可能額を少しでも増やしたい、あるいは審査を有利に進めたいという場合、年収を上げること以外にもできることがあります。まず効果が大きいのは、車のローンやカードローンなど他の借入れを、無理のない範囲で完済・圧縮しておくことです。前述の通り、他の借入れの返済額は住宅ローンの返済負担率の計算に含まれるため、これを減らすだけで借入可能額の目安が上がります。

勤続年数も審査で重視されるポイントです。一般的に、転職直後や独立直後は「安定した収入」と判断されにくく、審査が慎重になる傾向があります。住宅購入を検討し始めたら、転職や独立のタイミングを慎重に見極めることをおすすめします。

また、金融機関によって審査基準や返済負担率の考え方が異なるため、1社だけで判断せず、複数の金融機関に事前審査を申し込んで比較することも有効です。同じ年収・同じ条件でも、金融機関によって提示される借入可能額が異なるケースは珍しくありません。

09よくある質問

Q. 返済負担率が同じなら、どの金融機関で借りても条件は同じですか? A. いいえ、金融機関によって金利や審査基準、返済負担率の算出方法が異なるため、同じ年収・同じ借入希望額でも結果は変わります。複数の金融機関を比較することが重要です。

Q. パート・アルバイトでも表の目安は当てはまりますか? A. 雇用形態によって審査の基準は変わるため、表の数字はあくまで目安です。安定した収入があれば選択肢がある場合も多いため、まずは状況をご相談ください。

Q. ボーナスがある場合、借入可能額は増えますか? A. ボーナス返済分を加味して試算する金融機関もありますが、ボーナスの変動リスクを踏まえ、毎月の返済額だけで無理なく返せる金額で計画することをおすすめします。

Q. 事前審査で出た借入可能額は、そのまま本審査でも通りますか? A. 事前審査後に転職した、新たに借入れをした、といった状況の変化があると、本審査で金額が変わることがあります。事前審査の結果が出てから物件契約までの間は、新たな借入れを控えるなど状況を変えないよう意識すると安心です。

10借入可能額をより正確に知るには

ここまで紹介した早見表は、返済負担率25%を基準にした一般的な目安です。実際の借入可能額は、勤続年数、物件の担保評価、他の借入状況、金融機関ごとの審査基準によって変わります。

「自分の年収・借入状況で実際にいくら借りられるか」を具体的に知りたい方は、無料の借入可能額シミュレーションで概算を試算できます。より詳しく相談したい場合は、無料相談で実際の状況に沿った試算を確認してみてください。

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